1.類似業種比準価額引下げ対策

【Question13】

 類似業種比準価額を引き下げるにはどうしたらいいですか。


ポイント:1株当たりの配当金額、年利益金額、純資産価額を引き下げると株価は下がります。

【Answer】

■1株当たりの配当金額の引下げ

 さきにふれたように、類似業種比準方式は、事業内容が類似する上場会社の平均株価と比準して

計算する方法で、比準する要素は次の3つからなります。

 イ.1株当たりの配当金額

 ロ.1株当たりの年利益金額

 ハ.1株当たりの純資産価額(帳簿価額による)

 1株当たりの配当金額を引き下げる方法には、次の2つがあります。

 @配当率を引き下げる
 
 A特別配当を活用する

 1株当たりの配当金額を計算する場合には、特別配当や記念配当など非経常的な配当は除かれる

こととされています。したがって、経常的な配当は低く抑え、業績がよい事業年度は特別配当などの

配当を出せば、株価は下がることとなります。

 なお、1株当たりの配当金額を一番下げるには、配当をゼロにすることですが、比準要素の2以上が

ゼロだと純資産価額との併用方式、すべてゼロだと類似業種比準方式の適用が認められず、純資産

価額方式で評価しなければなりません。この場合には、株価は上がってしまうことも考えられますので

ご注意ください。

■1株当たりの利益金額の引下げ

 1株当たりの利益金額を引き下げるには、次の方法があります。

 @ 会社の利益の圧縮を図る

   利益を圧縮する方法には、会社の節税をする方法、利益の繰延べをする方法などがあります。考

  え方は法人税の節税手法と同じです。利益の圧縮には一時的なものと継続的なものがありますの

  で、一時的なものであれば株価は下がった後速やかに後継者に株を移転しなければなりません。

 A 高収益部門を営業譲渡する

   後継者を株主とする新会社を設立して、高収益部門を営業譲渡すれば、利益の分散になり、株価

  は下がります。

■1株当たりの純資産価額の引下げ

 1株当たりの純資産価額を引き下げるには、次の方法があります。

 @ 会社を分割する
 
   会社を分割すると、利益及び資産(含み資産)の分散ができますので、純資産価額が下がります。

 A 会社を合併する

   純資産価額がマイナス(含み損がある)の会社を合併すれば、純資産価額は下がることになります。

  また、発行済株式総数が合併により増えますので、1株当たりの純資産価額は下がることになります。

                                  (「同族会社の事業承継と税務対策」より抜粋)


   
                                                                    戻る
相続税対策 税理士:相続・事業承継対策・自社株対策・贈与の事なら税理士報酬が明朗な大阪の三輪税理士事務所

相続税対策料金表大阪 税理士三輪の総合案内著書の紹介お問合せ
相続税の申告報酬の考え方 相続税の申告報酬の具体例 相続税の報酬規定 税務署との交渉事例
会計事務所 大阪 三輪会計事務所(大阪)の顧問料不要の記帳代行システム 大阪 税理士 記帳決算申告
 記帳コストを安くあげたい 決算書を説明してほしい 税務対策をしてほしい 記帳を任せたい
  利益の上がる会社にしたい 記帳、決算申告最近の契約事例 顧問料を頂戴しない理由 記帳決算報酬の考え方
   「創業支援サービス」 「小規模事業者支援サービス」
生前贈与、自社株対策、事業承継対策などで税理士を探されているお客様。
三輪税理士事務所(大阪)です。

 大阪府大阪市中央区備後町2−4−6  三輪税理士事務所 所長 三輪厚二(大阪)
  TEL 06−6209−8393   FAX 06−6209−8145          
お問合せはこちら。お問合せはこちら

copyright三輪税理士事務所(大阪) 2004 Allright Reserved.当サイト内に掲載された全ての内容について、無断転載、複製、盗用を禁じます。
.